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引き出しの内側のアザミ A.H.McIntoshのラベルを読む

引き出しの内側のアザミ A.H.McIntoshのラベルを読む

サイドボードの扉を開けたとき、扉の裏や引き出しの内側に、小さな金属プレートを見つけることがあります。アザミのモチーフがあれば、それはスコットランドの家具メーカー「A.H.McINTOSH(マッキントッシュ)」のもの。 G-PlanやERCOLと同じように、マッキントッシュのラベルも時代ごとに姿を変えてきました。今回は、ラベルの変遷と、その背景にあるメーカーの歩みをご紹介します。 1869年、スコットランドの港町で A.H.McINTOSHは1869年、スコットランド東海岸の町カーコーディで創業しました。創業者のAlexander Henry Mcintoshは、父の代から続く椅子張り職人でした。 創業から10年後の1879年、彼は町はずれの広い土地を購入し、翌年に工場を建てます。鉄道の引き込み線があったため、丸太のまま木材を運び入れ、敷地内で時間をかけて自然乾燥させることができました。乾燥には長いもので25年を要したといいます。マッキントッシュの引き出しは引っかからず、板は反らない。そう言われた理由はここにありました。 扉を開けたところ。内側にプレートが見えます。 その腕前は早くから海外でも知られていました。1878年のパリ万国博覧会ではサイドボードが佳作に選ばれ、翌1879年のシドニー万国博覧会では寝室家具などで賞を受けています。 住宅向けの家具だけでなく、ホテルや客船の内装も手がけました。1930年代には、豪華客船Queen Maryの家具や壁面の羽目板もつくっています。 アザミの丸いプレート(1950年代〜1960年代) マッキントッシュを象徴するアザミのロゴが生まれたのは、1950年代のこと。アザミはスコットランドの国花です。デザインしたのは、のちに同社の人気シリーズを手がけるデザイナー、Val Rossiでした。 シルバーの丸いプレート。中央にアザミ、周囲に「McINTOSH FURNITURE」の文字。 この時期のラベルは、シルバーの丸い金属製。中央にアザミの花、その周囲に「McINTOSH FURNITURE」の文字が入ります。文字のない、アザミだけのシンプルなタイプもあり、こちらは見かける機会の少ないものです。 1960年代初頭、マッキントッシュはそれまでのクラシックな様式の家具から、デンマークモダンに通じるミッドセンチュリースタイルへ舵を切りました。主導したのは、デザイン責任者のTom RobertsonとVal Rossiでした。やがて寝室家具の製造をやめ、テーブルやチェア、サイドボードといったダイニング家具に力を注ぐようになります。Val Rossiによる「Aberdour」シリーズは、この時期に生まれたものです。 赤い「Mc」ロゴのプレート(1960年代〜1970年代) 1960年代に入ると、ロゴは赤い「Mc」の文字を使ったデザインに変わっていきます。横長のアルミ製プレートで、「A.H.McINTOSH & Co Ltd KIRKCALDY SCOTLAND」と社名と所在地が記されています。 ヴィンテージ市場で最もよく見かけるのがこのタイプ。...

引き出しの内側のアザミ A.H.McIntoshのラベルを読む

サイドボードの扉を開けたとき、扉の裏や引き出しの内側に、小さな金属プレートを見つけることがあります。アザミのモチーフがあれば、それはスコットランドの家具メーカー「A.H.McINTOSH(マッキントッシュ)」のもの。 G-PlanやERCOLと同じように、マッキントッシュのラベルも時代ごとに姿を変えてきました。今回は、ラベルの変遷と、その背景にあるメーカーの歩みをご紹介します。 1869年、スコットランドの港町で A.H.McINTOSHは1869年、スコットランド東海岸の町カーコーディで創業しました。創業者のAlexander Henry Mcintoshは、父の代から続く椅子張り職人でした。 創業から10年後の1879年、彼は町はずれの広い土地を購入し、翌年に工場を建てます。鉄道の引き込み線があったため、丸太のまま木材を運び入れ、敷地内で時間をかけて自然乾燥させることができました。乾燥には長いもので25年を要したといいます。マッキントッシュの引き出しは引っかからず、板は反らない。そう言われた理由はここにありました。 扉を開けたところ。内側にプレートが見えます。 その腕前は早くから海外でも知られていました。1878年のパリ万国博覧会ではサイドボードが佳作に選ばれ、翌1879年のシドニー万国博覧会では寝室家具などで賞を受けています。 住宅向けの家具だけでなく、ホテルや客船の内装も手がけました。1930年代には、豪華客船Queen Maryの家具や壁面の羽目板もつくっています。 アザミの丸いプレート(1950年代〜1960年代) マッキントッシュを象徴するアザミのロゴが生まれたのは、1950年代のこと。アザミはスコットランドの国花です。デザインしたのは、のちに同社の人気シリーズを手がけるデザイナー、Val Rossiでした。 シルバーの丸いプレート。中央にアザミ、周囲に「McINTOSH FURNITURE」の文字。 この時期のラベルは、シルバーの丸い金属製。中央にアザミの花、その周囲に「McINTOSH FURNITURE」の文字が入ります。文字のない、アザミだけのシンプルなタイプもあり、こちらは見かける機会の少ないものです。 1960年代初頭、マッキントッシュはそれまでのクラシックな様式の家具から、デンマークモダンに通じるミッドセンチュリースタイルへ舵を切りました。主導したのは、デザイン責任者のTom RobertsonとVal Rossiでした。やがて寝室家具の製造をやめ、テーブルやチェア、サイドボードといったダイニング家具に力を注ぐようになります。Val Rossiによる「Aberdour」シリーズは、この時期に生まれたものです。 赤い「Mc」ロゴのプレート(1960年代〜1970年代) 1960年代に入ると、ロゴは赤い「Mc」の文字を使ったデザインに変わっていきます。横長のアルミ製プレートで、「A.H.McINTOSH & Co Ltd KIRKCALDY SCOTLAND」と社名と所在地が記されています。 ヴィンテージ市場で最もよく見かけるのがこのタイプ。...

1週間で1,500km イギリス買い付けの記録

1週間で1,500km イギリス買い付けの記録

先週、イギリスへ買い付けに行ってきました。スタッフ3名での渡航です。期間は1週間。マンチェスターからリバプール、リンカーン、最後は南東の港町マーゲートまで、レンタカーでイギリスをぐるっと縦断するルートでした。走行距離はおよそ1,500km。毎日3時間以上ハンドルを握る、なかなか体力勝負の旅でした。 今回はその報告です。旅の風景と、買い付けの中身と、これから倉庫に届くものの話を順番に書いていきます。 INDEX ▶毎日が移動の旅 ▶古い町並みを抜けて走る ▶フェアとアンティークショップを巡る ▶写真に写らない、今回の本題 ▶これから届くもの ▶届いたら、まず倉庫で 毎日が移動の旅 買い付けの旅は、観光の旅とはだいぶ時間の使い方が違います。日中はディーラーやフェアを回り、夕方から次の街へ移動。宿に着いたら食事をして寝るだけ。その繰り返しです。 夕食はほぼ毎晩、宿でステーキを焼いていました。イギリスのレストランは案外時間がかかるので、外食に時間を使うより、スーパーで肉と野菜とパンを買い込んで自炊する方が買い付けに集中できます。スーパーの対面カウンターで厚切りにしてもらった肉を、イギリス名産のシーソルトで焼くだけ。これが意外と良いんです。しかも自給率の高いイギリスでは1枚1,000円程度と格安。 改めて驚いたのは日の長さです。この時期のイギリスは23時近くまで空が明るい。写真はリンカーンの宿の前で23時頃に撮ったものですが、ようやくこの暗さです。移動の多い旅程にはありがたい明るさでした。 古い町並みを抜けて走る 移動そのものも、この仕事の楽しみのひとつ。 イギリスの地方を走っていると、レンガ造りや石造りの古い家がそのまま残る町を次々と通り抜けます。何百年も前の建物に今も人が住み、暮らしが続いている。ヴィンテージ家具が生まれて、使い継がれてきた土壌はこういうところにあるんだなと、走るたびに思います。 リバプールからリンカーンへ抜ける峠道では、丘陵地帯の絶景の中を走りました。古い町並みと緑の丘がずっと続く道です。 リバプールでは少しだけ寄り道をして、海岸沿いで記念撮影。3人での買い付けはこういう時間も取れるのが良いところです。 道中で出会った古い教会。こういう建築がごく普通に残っているのがイギリスです。 フェアとアンティークショップを巡る 買い付けの定番といえば、アンティークフェアです。今回はヨーロッパ最大規模のフェアであるニューアークのアンティークフェアと、リンカーン郊外で開かれていたアンティークショーを訪れました。 会場には日本のショップの方も大勢来ていました。広大な敷地に無数のディーラーが出店していて、家具から雑貨、建築部材まであらゆるものが並びます。歩いているだけで1日が終わる規模です。 フェアのほかに、アンティークショップが一カ所に集まるエリアにも立ち寄りました。それぞれの店に個性があって、見て回るだけでも勉強になります。 写真に写らない、今回の本題 ここまでが買い付けの「表側」の話です。実は今回の旅のメインは、フェアでもショップでもありませんでした。 各地のディーラーの倉庫を訪ね、これから先の仕入れについてじっくり商談をしてきました。倉庫の中は撮影できないので写真はありませんが、規模でいえばこちらが本題です。次の便だけでなく、来年1月に届く分まで。半年先までの仕入れの段取りを、この1週間でまとめてきました。 camoriの家具が途切れずに入荷し続けているのは、こうして先々の便まで仕込んでいるからです。信頼できるディーラーと「こういうものを集めてほしい」という話を直接詰めてくる。顔を合わせて話すことで、写真だけでは伝わらない細かい要望も伝えられます。今回の渡航で、その関係をさらに深めることができました。 これから届くもの 気になるのは「で、何が届くの?」という話だと思います。商談でまとめてきた内容から、いくつか紹介します。 まず、ラウンドテーブル。camoriでも人気の高いアイテムですが、次の便から継続的にまとまった数が入る段取りを組んできました。G-Planのフレスコをはじめ、各ブランドのラウンドを幅広く集めてもらいます。折りたたんで使えるゲートレッグタイプのラウンドテーブルも、数を増やしていく予定です。...

1週間で1,500km イギリス買い付けの記録

先週、イギリスへ買い付けに行ってきました。スタッフ3名での渡航です。期間は1週間。マンチェスターからリバプール、リンカーン、最後は南東の港町マーゲートまで、レンタカーでイギリスをぐるっと縦断するルートでした。走行距離はおよそ1,500km。毎日3時間以上ハンドルを握る、なかなか体力勝負の旅でした。 今回はその報告です。旅の風景と、買い付けの中身と、これから倉庫に届くものの話を順番に書いていきます。 INDEX ▶毎日が移動の旅 ▶古い町並みを抜けて走る ▶フェアとアンティークショップを巡る ▶写真に写らない、今回の本題 ▶これから届くもの ▶届いたら、まず倉庫で 毎日が移動の旅 買い付けの旅は、観光の旅とはだいぶ時間の使い方が違います。日中はディーラーやフェアを回り、夕方から次の街へ移動。宿に着いたら食事をして寝るだけ。その繰り返しです。 夕食はほぼ毎晩、宿でステーキを焼いていました。イギリスのレストランは案外時間がかかるので、外食に時間を使うより、スーパーで肉と野菜とパンを買い込んで自炊する方が買い付けに集中できます。スーパーの対面カウンターで厚切りにしてもらった肉を、イギリス名産のシーソルトで焼くだけ。これが意外と良いんです。しかも自給率の高いイギリスでは1枚1,000円程度と格安。 改めて驚いたのは日の長さです。この時期のイギリスは23時近くまで空が明るい。写真はリンカーンの宿の前で23時頃に撮ったものですが、ようやくこの暗さです。移動の多い旅程にはありがたい明るさでした。 古い町並みを抜けて走る 移動そのものも、この仕事の楽しみのひとつ。 イギリスの地方を走っていると、レンガ造りや石造りの古い家がそのまま残る町を次々と通り抜けます。何百年も前の建物に今も人が住み、暮らしが続いている。ヴィンテージ家具が生まれて、使い継がれてきた土壌はこういうところにあるんだなと、走るたびに思います。 リバプールからリンカーンへ抜ける峠道では、丘陵地帯の絶景の中を走りました。古い町並みと緑の丘がずっと続く道です。 リバプールでは少しだけ寄り道をして、海岸沿いで記念撮影。3人での買い付けはこういう時間も取れるのが良いところです。 道中で出会った古い教会。こういう建築がごく普通に残っているのがイギリスです。 フェアとアンティークショップを巡る 買い付けの定番といえば、アンティークフェアです。今回はヨーロッパ最大規模のフェアであるニューアークのアンティークフェアと、リンカーン郊外で開かれていたアンティークショーを訪れました。 会場には日本のショップの方も大勢来ていました。広大な敷地に無数のディーラーが出店していて、家具から雑貨、建築部材まであらゆるものが並びます。歩いているだけで1日が終わる規模です。 フェアのほかに、アンティークショップが一カ所に集まるエリアにも立ち寄りました。それぞれの店に個性があって、見て回るだけでも勉強になります。 写真に写らない、今回の本題 ここまでが買い付けの「表側」の話です。実は今回の旅のメインは、フェアでもショップでもありませんでした。 各地のディーラーの倉庫を訪ね、これから先の仕入れについてじっくり商談をしてきました。倉庫の中は撮影できないので写真はありませんが、規模でいえばこちらが本題です。次の便だけでなく、来年1月に届く分まで。半年先までの仕入れの段取りを、この1週間でまとめてきました。 camoriの家具が途切れずに入荷し続けているのは、こうして先々の便まで仕込んでいるからです。信頼できるディーラーと「こういうものを集めてほしい」という話を直接詰めてくる。顔を合わせて話すことで、写真だけでは伝わらない細かい要望も伝えられます。今回の渡航で、その関係をさらに深めることができました。 これから届くもの 気になるのは「で、何が届くの?」という話だと思います。商談でまとめてきた内容から、いくつか紹介します。 まず、ラウンドテーブル。camoriでも人気の高いアイテムですが、次の便から継続的にまとまった数が入る段取りを組んできました。G-Planのフレスコをはじめ、各ブランドのラウンドを幅広く集めてもらいます。折りたたんで使えるゲートレッグタイプのラウンドテーブルも、数を増やしていく予定です。...

G-Plan ― 英国モダン家具の原点

G-Plan ― 英国モダン家具の原点

ヴィンテージ家具を探していると、必ず目にする「G-Plan(ジープラン)」。 1953年にイギリスで誕生したこのブランドは、70年以上経った今も世界中で探し求められています。流行り廃りの激しい家具の世界で、なぜこれほど長く愛されるのか。 その理由は、ブランドの成り立ちと、ものづくりへの姿勢を知ると見えてきます。 INDEX ▶G-Planとは ― 英国モダン家具の原点 ▶評価される理由 ― 時を経ても色褪せない品質 ▶デザインの系譜 ― 北欧の影響と英国らしさ ▶代表的なシリーズ G-Planとは ― 英国モダン家具の原点 G-Planは、1953年にイギリスで誕生した家具ブランドです。 母体となったのは、1898年創業の老舗家具メーカー「E. Gomme Ltd.」。創業から半世紀以上にわたり培った技術を持つこの会社の三代目、ドナルド・ゴム(Donald Gomme)がG-Planを立ち上げました。 当時のイギリスでは、人々が古い様式から離れ、より軽やかでモダンな暮らしを求め始めていました。そんな時代の空気を捉え、G-Planはシンプルで機能的なデザインの家具を提案します。 当時としては画期的だった、すっきりとしたフォルム。 特筆すべきは「1点ずつ買い足せる」というコンセプト。現代では、好きな家具を一点ずつ選んで揃えられるのは当たり前のこと。しかし当時の家具販売はセット売りが常識でした。G-Planは同じシリーズを数年間継続して生産し、予算に合わせて少しずつ揃えられる仕組みを作りました。「G-Plan」の「Plan」には、「計画を立てて買い足していく」という意味が込められています。 この革新的なアプローチは支持を集め、G-Planはイギリスの家庭に広く浸透。英国モダン家具の代名詞となりました。 評価される理由 ― 時を経ても色褪せない品質 G-Planが長く評価され続ける理由は、デザインだけではありません。...

G-Plan ― 英国モダン家具の原点

ヴィンテージ家具を探していると、必ず目にする「G-Plan(ジープラン)」。 1953年にイギリスで誕生したこのブランドは、70年以上経った今も世界中で探し求められています。流行り廃りの激しい家具の世界で、なぜこれほど長く愛されるのか。 その理由は、ブランドの成り立ちと、ものづくりへの姿勢を知ると見えてきます。 INDEX ▶G-Planとは ― 英国モダン家具の原点 ▶評価される理由 ― 時を経ても色褪せない品質 ▶デザインの系譜 ― 北欧の影響と英国らしさ ▶代表的なシリーズ G-Planとは ― 英国モダン家具の原点 G-Planは、1953年にイギリスで誕生した家具ブランドです。 母体となったのは、1898年創業の老舗家具メーカー「E. Gomme Ltd.」。創業から半世紀以上にわたり培った技術を持つこの会社の三代目、ドナルド・ゴム(Donald Gomme)がG-Planを立ち上げました。 当時のイギリスでは、人々が古い様式から離れ、より軽やかでモダンな暮らしを求め始めていました。そんな時代の空気を捉え、G-Planはシンプルで機能的なデザインの家具を提案します。 当時としては画期的だった、すっきりとしたフォルム。 特筆すべきは「1点ずつ買い足せる」というコンセプト。現代では、好きな家具を一点ずつ選んで揃えられるのは当たり前のこと。しかし当時の家具販売はセット売りが常識でした。G-Planは同じシリーズを数年間継続して生産し、予算に合わせて少しずつ揃えられる仕組みを作りました。「G-Plan」の「Plan」には、「計画を立てて買い足していく」という意味が込められています。 この革新的なアプローチは支持を集め、G-Planはイギリスの家庭に広く浸透。英国モダン家具の代名詞となりました。 評価される理由 ― 時を経ても色褪せない品質 G-Planが長く評価され続ける理由は、デザインだけではありません。...

搬入問題を解決!脚が取り外せるラウンドテーブル

搬入問題を解決!脚が取り外せるラウンドテーブル

美しい円形のフォルムが魅力のラウンドテーブル。しかし「玄関を通らない」「廊下で曲がれない」といった搬入トラブルは意外と多いものです。そんな心配を解消する、脚が取り外せるラウンドテーブルが近日販売開始予定です。 ラウンドテーブルの「搬入問題」 ラウンドテーブルは空間に柔らかさをもたらし、どの席からも等距離で会話が弾む、理想的なダイニングテーブル。しかし、その大きな天板は搬入時の大きな壁となることも。 直径120cm以上のラウンドテーブルは、玄関や廊下の幅によっては搬入できないケースも。 特に日本の住宅では、玄関や廊下が狭いことが多く、直径120cmを超えるラウンドテーブルの場合、斜めにしても通らない、というケースが少なくありません。マンションの場合はエレベーターのサイズも関係してきます。 せっかく理想のテーブルを見つけても「家に入らない」という理由で諦めざるを得ない。そんな残念な経験をされた方も多いのではないでしょうか。 脚が取り外せる、という選択肢 今回ご紹介するラウンドテーブルは、脚が取り外せる構造になっています。天板と脚を分離することで、搬入時のサイズを大幅にコンパクトにすることが可能です。 脚を取り外すことで、狭い玄関や廊下もスムーズに通過できます。 脚を外した状態であれば、天板を立てて運ぶこともできるため、玄関の間口や廊下の幅を気にする必要がありません。また、将来的な引越しの際にも、同じように分解して運べるため、長く愛用していただけます。 機能性とデザインの両立 「脚が取り外せる」というと、見た目を心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このテーブルは取り外し可能な構造でありながら、ヴィンテージ家具ならではの美しいデザインを損なうことはありません。 ヴィンテージならではの美しいフォルムと木目。 ヴィンテージ家具ならではの時代を経た風合いはそのままに、実用性も兼ね備えた逸品です。日常使いはもちろん、来客時にも自信を持っておもてなしができるテーブルです。 こんな方におすすめ この脚が取り外せるラウンドテーブルは、特に以下のような方におすすめです。 ・玄関や廊下が狭く、大型家具の搬入に不安がある方 ・マンションにお住まいで、エレベーターのサイズが気になる方 ・将来的な引越しを考えて、運びやすい家具を選びたい方 ・ラウンドテーブルを諦めていた方 ・実用性とデザイン性の両方を求める方 ラウンドテーブルのある暮らしを、搬入の心配なく実現できる。それが、脚が取り外せるこのテーブルの最大の魅力です。 近日オンラインショップにて販売開始予定です。倉庫でも実際にご覧いただけますので、ぜひご検討ください。 ※通常は脚をつけたままでのお届けとなります。脚を外した状態でのお届けをご希望の場合は、購入時にカート画面の備考欄にご記入ください。※組み立てはお客様にてお願いいたします。 ※倉庫見学について詳しくはこちらをご確認ください。

搬入問題を解決!脚が取り外せるラウンドテーブル

美しい円形のフォルムが魅力のラウンドテーブル。しかし「玄関を通らない」「廊下で曲がれない」といった搬入トラブルは意外と多いものです。そんな心配を解消する、脚が取り外せるラウンドテーブルが近日販売開始予定です。 ラウンドテーブルの「搬入問題」 ラウンドテーブルは空間に柔らかさをもたらし、どの席からも等距離で会話が弾む、理想的なダイニングテーブル。しかし、その大きな天板は搬入時の大きな壁となることも。 直径120cm以上のラウンドテーブルは、玄関や廊下の幅によっては搬入できないケースも。 特に日本の住宅では、玄関や廊下が狭いことが多く、直径120cmを超えるラウンドテーブルの場合、斜めにしても通らない、というケースが少なくありません。マンションの場合はエレベーターのサイズも関係してきます。 せっかく理想のテーブルを見つけても「家に入らない」という理由で諦めざるを得ない。そんな残念な経験をされた方も多いのではないでしょうか。 脚が取り外せる、という選択肢 今回ご紹介するラウンドテーブルは、脚が取り外せる構造になっています。天板と脚を分離することで、搬入時のサイズを大幅にコンパクトにすることが可能です。 脚を取り外すことで、狭い玄関や廊下もスムーズに通過できます。 脚を外した状態であれば、天板を立てて運ぶこともできるため、玄関の間口や廊下の幅を気にする必要がありません。また、将来的な引越しの際にも、同じように分解して運べるため、長く愛用していただけます。 機能性とデザインの両立 「脚が取り外せる」というと、見た目を心配される方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このテーブルは取り外し可能な構造でありながら、ヴィンテージ家具ならではの美しいデザインを損なうことはありません。 ヴィンテージならではの美しいフォルムと木目。 ヴィンテージ家具ならではの時代を経た風合いはそのままに、実用性も兼ね備えた逸品です。日常使いはもちろん、来客時にも自信を持っておもてなしができるテーブルです。 こんな方におすすめ この脚が取り外せるラウンドテーブルは、特に以下のような方におすすめです。 ・玄関や廊下が狭く、大型家具の搬入に不安がある方 ・マンションにお住まいで、エレベーターのサイズが気になる方 ・将来的な引越しを考えて、運びやすい家具を選びたい方 ・ラウンドテーブルを諦めていた方 ・実用性とデザイン性の両方を求める方 ラウンドテーブルのある暮らしを、搬入の心配なく実現できる。それが、脚が取り外せるこのテーブルの最大の魅力です。 近日オンラインショップにて販売開始予定です。倉庫でも実際にご覧いただけますので、ぜひご検討ください。 ※通常は脚をつけたままでのお届けとなります。脚を外した状態でのお届けをご希望の場合は、購入時にカート画面の備考欄にご記入ください。※組み立てはお客様にてお願いいたします。 ※倉庫見学について詳しくはこちらをご確認ください。

ERCOL(アーコール)の時代を読み解く ラベルから知るヴィンテージ

ERCOL(アーコール)の時代を読み解く ラベルから知るヴィンテージ

イギリスを代表する家具ブランド「Ercol(アーコール)」。ウィンザーチェアやバタフライテーブルなど、美しい曲線と無垢材の温かみが魅力で、日本でも根強い人気を誇っています。 「この椅子、いつ頃作られたものなんだろう?」 ヴィンテージ家具を手に取ると、そんな疑問が浮かぶことがあります。実は、Ercolの家具には製造年代を知る手がかりが隠されています。それが家具に貼られた「ラベル」です。 今回は、Ercolのラベルの種類と年代の関係について詳しくご紹介します。 Ercolのラベルは大きく3タイプに分けられる Ercolの家具ラベルは、時代とともにデザインが変化してきました。大きく分けると「ブルーラベル」「ゴールドラベル」「金属製ラウンデル」の3タイプがあり、それぞれ使用された年代が異なります。 1. ブルーラベル(1950年代半ば〜1976年頃) 最も古く、ヴィンテージ市場で高い人気を誇るのがブルーラベル期の家具です。 光沢のある水色を基調に、ゴールドのメタリック印刷が施されたラベル。 光沢のある水色を基調に、ゴールドのメタリック印刷が施されたこのラベルには、Ercolのシンボルであるライオンのロゴが描かれています。このライオンは「品質への誇り」を象徴するもので、当時のイギリス家具産業の自信が感じられるデザインです。 ブルーラベル期は、Ercolがミッドセンチュリーデザインの黄金期を駆け抜けた時代。ウィンザーチェアの名作「クエーカーチェア」や「ゴールドスミスチェア」など、今なお愛される定番モデルが数多く生まれました。 ブルーラベルのついたクエーカーチェア。 ただし、製造から50年以上が経過しているため、状態の良い個体は少なくなっています。希少性は高いものの、傷や塗装の劣化が見られるものも多いのが実情です。 2. ゴールドラベル(1977年頃〜1995年頃) 1970年代後半になると、ラベルのデザインは金色を基調としたものへと変わります。これが「ゴールドラベル」と呼ばれる時代です。 金色を基調としたラベルにデザイン番号が記載されることも。 ゴールドラベルには2つのバリエーションがあります。ひとつは西暦とデザイン番号が記載されたタイプ、もうひとつはそれらの表記がないシンプルなタイプです。番号入りのラベルであれば、製造年をより正確に特定できるため、年代にこだわる方にとっては貴重な情報源となります。 この時代の家具はブルーラベル期に比べて流通量が多く、状態の良い個体も見つけやすいのが特徴です。 年代による価格差は意外と小さい 「古いほど高い」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。 ブルーラベル期の家具は確かに希少ですが、経年による傷みが出ていることも多いです。一方、ゴールドラベル期の家具は流通量がある分、コンディションの良いものが手に入りやすい傾向があります。 結果として、状態の良いゴールドラベル期と、年代は古いが傷みのあるブルーラベル期で、価格に大きな差がつかないケースも珍しくありません。年代だけにこだわらず、実際の状態を見て選ぶのが賢い買い方と言えるでしょう。 3. 金属製ラウンデル(1990年代半ば以降〜現行) 1990年代半ば以降、Ercolはラベルのスタイルを大きく変更しました。紙やシールのラベルに代わり、家具本体に埋め込まれた金属製の丸いタグ「ラウンデル」が採用されるようになったのです。 金属製のラウンデルは剥がれにくく、現行品の目印。 この金属タグは剥がれにくく、現行品や比較的新しい製品の目印となっています。ヴィンテージ家具を探している場合、このラウンデルが付いていれば「1990年代半ば以降の製品」と判断できます。 ラベルがない場合はどうする?...

ERCOL(アーコール)の時代を読み解く ラベルから知るヴィンテージ

イギリスを代表する家具ブランド「Ercol(アーコール)」。ウィンザーチェアやバタフライテーブルなど、美しい曲線と無垢材の温かみが魅力で、日本でも根強い人気を誇っています。 「この椅子、いつ頃作られたものなんだろう?」 ヴィンテージ家具を手に取ると、そんな疑問が浮かぶことがあります。実は、Ercolの家具には製造年代を知る手がかりが隠されています。それが家具に貼られた「ラベル」です。 今回は、Ercolのラベルの種類と年代の関係について詳しくご紹介します。 Ercolのラベルは大きく3タイプに分けられる Ercolの家具ラベルは、時代とともにデザインが変化してきました。大きく分けると「ブルーラベル」「ゴールドラベル」「金属製ラウンデル」の3タイプがあり、それぞれ使用された年代が異なります。 1. ブルーラベル(1950年代半ば〜1976年頃) 最も古く、ヴィンテージ市場で高い人気を誇るのがブルーラベル期の家具です。 光沢のある水色を基調に、ゴールドのメタリック印刷が施されたラベル。 光沢のある水色を基調に、ゴールドのメタリック印刷が施されたこのラベルには、Ercolのシンボルであるライオンのロゴが描かれています。このライオンは「品質への誇り」を象徴するもので、当時のイギリス家具産業の自信が感じられるデザインです。 ブルーラベル期は、Ercolがミッドセンチュリーデザインの黄金期を駆け抜けた時代。ウィンザーチェアの名作「クエーカーチェア」や「ゴールドスミスチェア」など、今なお愛される定番モデルが数多く生まれました。 ブルーラベルのついたクエーカーチェア。 ただし、製造から50年以上が経過しているため、状態の良い個体は少なくなっています。希少性は高いものの、傷や塗装の劣化が見られるものも多いのが実情です。 2. ゴールドラベル(1977年頃〜1995年頃) 1970年代後半になると、ラベルのデザインは金色を基調としたものへと変わります。これが「ゴールドラベル」と呼ばれる時代です。 金色を基調としたラベルにデザイン番号が記載されることも。 ゴールドラベルには2つのバリエーションがあります。ひとつは西暦とデザイン番号が記載されたタイプ、もうひとつはそれらの表記がないシンプルなタイプです。番号入りのラベルであれば、製造年をより正確に特定できるため、年代にこだわる方にとっては貴重な情報源となります。 この時代の家具はブルーラベル期に比べて流通量が多く、状態の良い個体も見つけやすいのが特徴です。 年代による価格差は意外と小さい 「古いほど高い」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。 ブルーラベル期の家具は確かに希少ですが、経年による傷みが出ていることも多いです。一方、ゴールドラベル期の家具は流通量がある分、コンディションの良いものが手に入りやすい傾向があります。 結果として、状態の良いゴールドラベル期と、年代は古いが傷みのあるブルーラベル期で、価格に大きな差がつかないケースも珍しくありません。年代だけにこだわらず、実際の状態を見て選ぶのが賢い買い方と言えるでしょう。 3. 金属製ラウンデル(1990年代半ば以降〜現行) 1990年代半ば以降、Ercolはラベルのスタイルを大きく変更しました。紙やシールのラベルに代わり、家具本体に埋め込まれた金属製の丸いタグ「ラウンデル」が採用されるようになったのです。 金属製のラウンデルは剥がれにくく、現行品の目印。 この金属タグは剥がれにくく、現行品や比較的新しい製品の目印となっています。ヴィンテージ家具を探している場合、このラウンデルが付いていれば「1990年代半ば以降の製品」と判断できます。 ラベルがない場合はどうする?...

リサイクルウールで叶える、美しい椅子の張り替え

リサイクルウールで叶える、美しい椅子の張り替え

愛着のある椅子を、もっと好きになる。椅子の張り替えは、ただ生地を新しくするだけではありません。これまで以上に心地よく、長く愛せる椅子へと生まれ変わるチャンスです。camoriではサステナブルな生地への張り替えも可能です。 リサイクルウールが生み出す、深い色合い OLTASはアパレルメーカーやセレクトショップに素材を供給するテキスタイルメーカー(生地メーカー)です。OLTAS Upholsteryの「FLIK」シリーズは、環境に配慮したリサイクルウールを使用した平織りファブリックです。 鮮やかながら家具と調和する落ち着いた色合い。 リサイクルウールとは、紡績工場から出た不揃いの原料や、裁断工場のウールコート生地の端材、織り工場の余り糸などを回収し、色ごとに選別。一度繊維状に戻してから再び紡績する、日本の伝統的な紡績技術です。 「リサイクル」と聞くと品質を心配される方もいるかもしれません。しかし、このFLIKシリーズは多彩な色と心地よい手触りを持ちながら、マーチンデール90,000という高い耐久性を誇ります。公共施設での使用にも十分耐える強度があるため、ご自宅の椅子なら長く安心してお使いいただけます。 ウール特有のチクチク感も気になりません。 さらに、OLTAS Upholsteryのファブリックは、生産時・廃棄時に発がん性のあるアクリル原料を一切使用していません。チェアは毎日触れる家具だからこそ、素材の安全性は重要なポイントです。 日本に残る 歴史ある織機 OLTAS Upholsteryの生地が特別なのは、素材だけではありません。愛知県一宮市を中心とする尾州産地で、今や希少な「ションヘル織機(SCHÖNHERR LOOM)」を使って織られています。 ションヘル織機とは、1950年頃に日本で普及した、シャトル(杼)を使って糸を往復させる旧式のシャトル織機です。ドイツの「Schönherr(ションヘル)」社製の織機をもとに製造されたもので、ゆっくりと丁寧に織ることで柔らかく風合いのある生地を生み出すのが特徴です。戦後日本で改良され、現在は生産されていない貴重な織機です。 ヴィンテージによく馴染む風合い。 この織機で1日わずか20メートルというゆっくりとしたスピードで織ることで、現代の織機では出せない風合いが生まれます。 木曽川の伏流水で丁寧に仕上げる整理加工 織り上がった後は人の目で傷や不純物をチェックし、整理加工(FINISHING)を手間ひまかけて行っています。 とても丁寧に作られています。 木曽川の伏流水を使い、環境負荷の少ない自然由来の石鹸を最小限使用して洗浄。付着した機械油を落とした後、乾燥を経て、最後はたっぷりのスチームを上下から当てて生地をリラックス状態にします。 この整理加工により生地はソフトになり、シャトル織機特有のストレッチ感が生まれます。 カラーバリエーションも豊富です。 愛着のある椅子の張り替え。それは修理を超えた、新たな価値を生み出す行為です。 camoriでは今回ご紹介したFLIKシリーズと、上質なニュージーランド産のノンミュールジングウールとコットンを使用したNORDシリーズのサンプルをご用意しています。ぜひ倉庫でお手に取ってご覧ください。 ご購入時にチェアの張り替えも可能ですので、ご希望の方はこちらよりお問い合わせください。

リサイクルウールで叶える、美しい椅子の張り替え

愛着のある椅子を、もっと好きになる。椅子の張り替えは、ただ生地を新しくするだけではありません。これまで以上に心地よく、長く愛せる椅子へと生まれ変わるチャンスです。camoriではサステナブルな生地への張り替えも可能です。 リサイクルウールが生み出す、深い色合い OLTASはアパレルメーカーやセレクトショップに素材を供給するテキスタイルメーカー(生地メーカー)です。OLTAS Upholsteryの「FLIK」シリーズは、環境に配慮したリサイクルウールを使用した平織りファブリックです。 鮮やかながら家具と調和する落ち着いた色合い。 リサイクルウールとは、紡績工場から出た不揃いの原料や、裁断工場のウールコート生地の端材、織り工場の余り糸などを回収し、色ごとに選別。一度繊維状に戻してから再び紡績する、日本の伝統的な紡績技術です。 「リサイクル」と聞くと品質を心配される方もいるかもしれません。しかし、このFLIKシリーズは多彩な色と心地よい手触りを持ちながら、マーチンデール90,000という高い耐久性を誇ります。公共施設での使用にも十分耐える強度があるため、ご自宅の椅子なら長く安心してお使いいただけます。 ウール特有のチクチク感も気になりません。 さらに、OLTAS Upholsteryのファブリックは、生産時・廃棄時に発がん性のあるアクリル原料を一切使用していません。チェアは毎日触れる家具だからこそ、素材の安全性は重要なポイントです。 日本に残る 歴史ある織機 OLTAS Upholsteryの生地が特別なのは、素材だけではありません。愛知県一宮市を中心とする尾州産地で、今や希少な「ションヘル織機(SCHÖNHERR LOOM)」を使って織られています。 ションヘル織機とは、1950年頃に日本で普及した、シャトル(杼)を使って糸を往復させる旧式のシャトル織機です。ドイツの「Schönherr(ションヘル)」社製の織機をもとに製造されたもので、ゆっくりと丁寧に織ることで柔らかく風合いのある生地を生み出すのが特徴です。戦後日本で改良され、現在は生産されていない貴重な織機です。 ヴィンテージによく馴染む風合い。 この織機で1日わずか20メートルというゆっくりとしたスピードで織ることで、現代の織機では出せない風合いが生まれます。 木曽川の伏流水で丁寧に仕上げる整理加工 織り上がった後は人の目で傷や不純物をチェックし、整理加工(FINISHING)を手間ひまかけて行っています。 とても丁寧に作られています。 木曽川の伏流水を使い、環境負荷の少ない自然由来の石鹸を最小限使用して洗浄。付着した機械油を落とした後、乾燥を経て、最後はたっぷりのスチームを上下から当てて生地をリラックス状態にします。 この整理加工により生地はソフトになり、シャトル織機特有のストレッチ感が生まれます。 カラーバリエーションも豊富です。 愛着のある椅子の張り替え。それは修理を超えた、新たな価値を生み出す行為です。 camoriでは今回ご紹介したFLIKシリーズと、上質なニュージーランド産のノンミュールジングウールとコットンを使用したNORDシリーズのサンプルをご用意しています。ぜひ倉庫でお手に取ってご覧ください。 ご購入時にチェアの張り替えも可能ですので、ご希望の方はこちらよりお問い合わせください。

倉庫にお越しいただく際のポイントをまとめました

倉庫にお越しいただく際のポイントをまとめました

camoriの倉庫にスムーズにお越しいただくためのアクセス情報をまとめました。初めての方も、リピーターの方も、ぜひ参考にしてくださいね。 ▼🚃 電車の場合 ▼🚲 自転車の場合 ▼🚗 お車の場合 ▼※倉庫内での注意点 電車の場合 最寄り駅は京急線の雑色駅 徒歩10〜15分になります。 蒲田駅方面からの道順はこちらをご参考ください。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 徒歩だと少し距離があるため、路線バスやシェアサイクルのご利用もおすすめです。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 自転車の場合 第1倉庫の入り口手前に駐輪場がございます。 駐輪場も完備です。自転車でお越しの方も安心してください。専用の駐輪スペースをご用意していますので、お気軽にサイクリングがてらお越しくださいね。 お車の場合 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 駐車場・駐車サービス 駐車場は倉庫前に6台分ございます。土日祝は混雑する場合もございますので、近隣のパーキングもご利用ください。近隣のTimesパーキングをご利用のお客様には、駐車サービスもご用意しております。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 倉庫内での注意点 夏場は暑さ対策をしてお越しください 冷暖房完備の倉庫ですが、特に倉庫の2階は、季節によっては暑くなることがあります。こまめな水分補給と適度な休憩を心がけてください。第1倉庫2階には休憩スペースもございますのでご利用ください。...

倉庫にお越しいただく際のポイントをまとめました

camoriの倉庫にスムーズにお越しいただくためのアクセス情報をまとめました。初めての方も、リピーターの方も、ぜひ参考にしてくださいね。 ▼🚃 電車の場合 ▼🚲 自転車の場合 ▼🚗 お車の場合 ▼※倉庫内での注意点 電車の場合 最寄り駅は京急線の雑色駅 徒歩10〜15分になります。 蒲田駅方面からの道順はこちらをご参考ください。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 徒歩だと少し距離があるため、路線バスやシェアサイクルのご利用もおすすめです。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 自転車の場合 第1倉庫の入り口手前に駐輪場がございます。 駐輪場も完備です。自転車でお越しの方も安心してください。専用の駐輪スペースをご用意していますので、お気軽にサイクリングがてらお越しくださいね。 お車の場合 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 駐車場・駐車サービス 駐車場は倉庫前に6台分ございます。土日祝は混雑する場合もございますので、近隣のパーキングもご利用ください。近隣のTimesパーキングをご利用のお客様には、駐車サービスもご用意しております。 この投稿をInstagramで見る camori(@camori_official)がシェアした投稿 倉庫内での注意点 夏場は暑さ対策をしてお越しください 冷暖房完備の倉庫ですが、特に倉庫の2階は、季節によっては暑くなることがあります。こまめな水分補給と適度な休憩を心がけてください。第1倉庫2階には休憩スペースもございますのでご利用ください。...

G-Planのラベルで辿る、英国家具の歴史

G-Planのラベルで辿る、英国家具の歴史

ヴィンテージ家具と日々触れ合っていると、ラベルというのは実に興味深いものです。それは単なる商標以上のもの。時代の証人であり、製造年代を特定する重要な手がかりでもあります。 今回は、英国を代表する家具ブランド「G-Plan」のラベルの変遷についてじっくりとご紹介します。 ゴールドスタンプの時代(1952年〜1960年代) G-Planの歴史は、1952年にE. Gomme社が立ち上げた革新的な家具シリーズから始まります。最初期のG-Plan家具には、金色の刻印が施されていました。 引き出しの中や扉の内側などに刻印されています。 この刻印には「E Gomme, High Wycombe」という文字が記され、中央には大きく「EG」のイニシャルが配置されています。そして下部には、太字で「G-PLAN」の文字。High Wycombeは、英国家具産業の中心地として知られる町。この地名が刻まれていることに、誇りを感じずにはいられません。 当時の刻印は、木材に直接焼き印されたもの。金色に輝くその刻印は、まるで家具に勲章を与えるような、特別な存在感を放っていました。 レッドラベルへの移行(1960年代後半〜1970年代) 1960年代後半になると、G-Planは赤いラベルを採用し始めます。この時期のラベルは、赤地に白い文字でG-Planのロゴが記されたシンプルなデザイン。 シンプルなゴシック体に。 興味深いのは、この赤いラベルが剥がせるタイプだったこと。購入者によっては、見た目を重視してラベルを剥がしてしまうケースもあったようです。今となっては、ラベルが残っている個体の方が希少価値が高いというのも、なんとも皮肉な話です。 ゴールドレタリングの登場(1970年代中期〜1990年代初頭) 1970年代中期になると、赤いラベルはそのままに、文字が金色のメタリックレタリングに変更されました。赤と金の組み合わせは、より高級感のある印象を与えています。 全体的に光沢がありエンボス加工されています。 この時期のG-Planは、デザインの多様化が進んだ時代でもあります。伝統的な直線的なデザインから、より曲線的で柔らかな印象の家具も登場し始めました。ラベルの変化は、ブランドイメージの進化を反映していたのかもしれません。 最後のラベル(1990年〜1992年) G-Planの歴史において最後となるラベルは、1990年から工場が閉鎖される1992年まで使用されました。赤地に金色の文字という基本デザインは踏襲しながら、金色の縁取りが加えられたのが特徴です。 1番最近のものでありながら、最も珍しいラベル。 わずか2年間しか使用されなかったこのラベルは、今では最も希少なG-Planのラベルのひとつとなっています。 ラベルがなくても、G-Planは語る 実は、ヴィンテージのG-Plan家具には、ラベルが失われているものも少なくありません。私たちも時折、ラベルのないG-Planを扱うことがあります。 長い年月の中で剥がれてしまったり、かつての所有者が見た目を重視して取ってしまったり。理由はさまざまですが、ラベルがなくても、G-Planの家具は独特の存在感を放っています。 ラベルがなくてもG-PLANであることはデザインから分かります。 しっかりとした作り、美しいチーク材の木目、滑らかな引き出しの動き。これらすべてが、G-Planの証。 特にデンマークデザインのシリーズには、デザイナーであるIb...

G-Planのラベルで辿る、英国家具の歴史

ヴィンテージ家具と日々触れ合っていると、ラベルというのは実に興味深いものです。それは単なる商標以上のもの。時代の証人であり、製造年代を特定する重要な手がかりでもあります。 今回は、英国を代表する家具ブランド「G-Plan」のラベルの変遷についてじっくりとご紹介します。 ゴールドスタンプの時代(1952年〜1960年代) G-Planの歴史は、1952年にE. Gomme社が立ち上げた革新的な家具シリーズから始まります。最初期のG-Plan家具には、金色の刻印が施されていました。 引き出しの中や扉の内側などに刻印されています。 この刻印には「E Gomme, High Wycombe」という文字が記され、中央には大きく「EG」のイニシャルが配置されています。そして下部には、太字で「G-PLAN」の文字。High Wycombeは、英国家具産業の中心地として知られる町。この地名が刻まれていることに、誇りを感じずにはいられません。 当時の刻印は、木材に直接焼き印されたもの。金色に輝くその刻印は、まるで家具に勲章を与えるような、特別な存在感を放っていました。 レッドラベルへの移行(1960年代後半〜1970年代) 1960年代後半になると、G-Planは赤いラベルを採用し始めます。この時期のラベルは、赤地に白い文字でG-Planのロゴが記されたシンプルなデザイン。 シンプルなゴシック体に。 興味深いのは、この赤いラベルが剥がせるタイプだったこと。購入者によっては、見た目を重視してラベルを剥がしてしまうケースもあったようです。今となっては、ラベルが残っている個体の方が希少価値が高いというのも、なんとも皮肉な話です。 ゴールドレタリングの登場(1970年代中期〜1990年代初頭) 1970年代中期になると、赤いラベルはそのままに、文字が金色のメタリックレタリングに変更されました。赤と金の組み合わせは、より高級感のある印象を与えています。 全体的に光沢がありエンボス加工されています。 この時期のG-Planは、デザインの多様化が進んだ時代でもあります。伝統的な直線的なデザインから、より曲線的で柔らかな印象の家具も登場し始めました。ラベルの変化は、ブランドイメージの進化を反映していたのかもしれません。 最後のラベル(1990年〜1992年) G-Planの歴史において最後となるラベルは、1990年から工場が閉鎖される1992年まで使用されました。赤地に金色の文字という基本デザインは踏襲しながら、金色の縁取りが加えられたのが特徴です。 1番最近のものでありながら、最も珍しいラベル。 わずか2年間しか使用されなかったこのラベルは、今では最も希少なG-Planのラベルのひとつとなっています。 ラベルがなくても、G-Planは語る 実は、ヴィンテージのG-Plan家具には、ラベルが失われているものも少なくありません。私たちも時折、ラベルのないG-Planを扱うことがあります。 長い年月の中で剥がれてしまったり、かつての所有者が見た目を重視して取ってしまったり。理由はさまざまですが、ラベルがなくても、G-Planの家具は独特の存在感を放っています。 ラベルがなくてもG-PLANであることはデザインから分かります。 しっかりとした作り、美しいチーク材の木目、滑らかな引き出しの動き。これらすべてが、G-Planの証。 特にデンマークデザインのシリーズには、デザイナーであるIb...

ダイニングテーブルが搬入できない!よくある原因と事前対策

ダイニングテーブルが搬入できない!よくある原因と事前対策

「せっかく気に入った家具を購入したのに、搬入できなかった…」そんなトラブルが最近増えています。特にイギリスヴィンテージのダイニングテーブルで頻発しているこの問題。今回は、搬入トラブルを防ぐための重要なポイントをお伝えします。 搬入できない3つの主な原因 1.脚が外れないタイプのテーブル 人気のG-PLANフレスコラウンドテーブル。こちらも脚は外れません。 最も多いトラブルがこれです。イギリスヴィンテージのダイニングテーブルは、デザイン的にフレームと脚が一体型になっているものが多く、脚を取り外すことができません。このため、テーブル全体のサイズで搬入経路を通す必要があります。 商品ページの「特記事項」欄で確認! 商品ページ内、『仕様』の欄に記載してあります。 「脚取り外し可」と記載されている場合は脚が外せます。記載がない場合は基本的に取り外しできません。不明な場合は、必ずお問い合わせください 2.戸建て住宅:折り返し階段 戸建てで特に注意が必要なのがこのタイプの階段です。 折り返しのある階段は向きを変える必要があるため、長いテーブルの取り回しが極めて困難です。階段の踊り場や天井高も制約となります。 こんな場合は要注意 2階以上にテーブルを設置予定 階段が途中で折り返している 踊り場が狭い 3.マンション:間口の制約 マンションでは玄関や廊下の間口が最大の難所です。 マンションの場合、間口の幅がテーブルの三辺で最も短い寸法(通常は高さ)より小さいと搬入できません。 測定ポイント 玄関ドアの開口部 廊下の最も狭い部分 部屋の入口 エレベーターがある場合はその寸法も確認 事前対策:搬入可能性の確認方法 1.商品ページの仕様を必ず確認 サイズ(幅・奥行き・高さ) 特記事項(脚が取り外せるかどうか) 2.搬入経路の測定測るべき箇所 ①玄関ドア開口部 ②廊下の幅...

ダイニングテーブルが搬入できない!よくある原因と事前対策

「せっかく気に入った家具を購入したのに、搬入できなかった…」そんなトラブルが最近増えています。特にイギリスヴィンテージのダイニングテーブルで頻発しているこの問題。今回は、搬入トラブルを防ぐための重要なポイントをお伝えします。 搬入できない3つの主な原因 1.脚が外れないタイプのテーブル 人気のG-PLANフレスコラウンドテーブル。こちらも脚は外れません。 最も多いトラブルがこれです。イギリスヴィンテージのダイニングテーブルは、デザイン的にフレームと脚が一体型になっているものが多く、脚を取り外すことができません。このため、テーブル全体のサイズで搬入経路を通す必要があります。 商品ページの「特記事項」欄で確認! 商品ページ内、『仕様』の欄に記載してあります。 「脚取り外し可」と記載されている場合は脚が外せます。記載がない場合は基本的に取り外しできません。不明な場合は、必ずお問い合わせください 2.戸建て住宅:折り返し階段 戸建てで特に注意が必要なのがこのタイプの階段です。 折り返しのある階段は向きを変える必要があるため、長いテーブルの取り回しが極めて困難です。階段の踊り場や天井高も制約となります。 こんな場合は要注意 2階以上にテーブルを設置予定 階段が途中で折り返している 踊り場が狭い 3.マンション:間口の制約 マンションでは玄関や廊下の間口が最大の難所です。 マンションの場合、間口の幅がテーブルの三辺で最も短い寸法(通常は高さ)より小さいと搬入できません。 測定ポイント 玄関ドアの開口部 廊下の最も狭い部分 部屋の入口 エレベーターがある場合はその寸法も確認 事前対策:搬入可能性の確認方法 1.商品ページの仕様を必ず確認 サイズ(幅・奥行き・高さ) 特記事項(脚が取り外せるかどうか) 2.搬入経路の測定測るべき箇所 ①玄関ドア開口部 ②廊下の幅...

人気のラウンドテーブル ブランドごとの特徴

人気のラウンドテーブル ブランドごとの特徴

コンテナ入荷時のお知らせでも少しお見せしていたラウンドテーブルが、オンラインショップでも販売開始いたしました。 G-PLAN、A.H.McINTOSH、Jentique、Nathanの4ブランド、計10台が販売中です。(2025年5月16日時点) 状態や色味、木目など1点1点違います。詳しくは商品ページの詳細画像をご確認ください。 角のないラウンドテーブルは、大きくても圧迫感がなくお部屋が広く見えます。家具は直線的なものが多いですが、曲線を取り入れることでスタイリッシュな抜け感が生まれます。 色々なデザインのチェアを組み合わせても。 今回ご紹介するのは全てエクステンションテーブルです。拡張天板を広げればホームパーティなど、来客時にもみんなで同じテーブルを囲めます。 天板裏にエクステンション部分が収納されています。 それぞれの特徴を参考に、ぜひお気に入りの1点を見つけてください。

人気のラウンドテーブル ブランドごとの特徴

コンテナ入荷時のお知らせでも少しお見せしていたラウンドテーブルが、オンラインショップでも販売開始いたしました。 G-PLAN、A.H.McINTOSH、Jentique、Nathanの4ブランド、計10台が販売中です。(2025年5月16日時点) 状態や色味、木目など1点1点違います。詳しくは商品ページの詳細画像をご確認ください。 角のないラウンドテーブルは、大きくても圧迫感がなくお部屋が広く見えます。家具は直線的なものが多いですが、曲線を取り入れることでスタイリッシュな抜け感が生まれます。 色々なデザインのチェアを組み合わせても。 今回ご紹介するのは全てエクステンションテーブルです。拡張天板を広げればホームパーティなど、来客時にもみんなで同じテーブルを囲めます。 天板裏にエクステンション部分が収納されています。 それぞれの特徴を参考に、ぜひお気に入りの1点を見つけてください。

Nest Table 時を重ねた機能美

Nest Table 時を重ねた機能美

ネストテーブルはそのスマートな収納性と多様な使い方で、現代の住空間にもフィットする家具です。camoriでも種類豊富に取り扱いのあるネストテーブル、その歴史と魅力をご紹介します。 形も使い方もいろいろ。 起源と発展:18世紀から現代へ 最初のネストテーブル ネストテーブルは家具の歴史においては比較的新しい発明です。新しいと言っても1803年、イギリスの著名な家具職人トーマス・シェラトンが出版した『The Cabinet Dictionary』で「Quartetto(カルテット)」と名付けられた4つのテーブルセットの図面を発表したことが正式な記録として残っています。シェラトンはこのデザインを「互いに引き出せるように作られた一種の小さな作業台で、別々に使用することができ、不要なときは再び互いに収納できる」と説明しました。 サイズ違いのテーブルを引き出すだけ。収納も簡単です。 しかし、スミソニアン・デザイン博物館クーパー・ヒューイットのキュレーター、サラ・コフィン氏によれば、シェラトンは既に存在していたデザインを単に体系化しただけであり、実際のネストテーブルの起源は1740年代まで遡る可能性があるとされています。 材質とデザインの変遷 最初のネストテーブルはマホガニーやサテンウッドで製作されました。18世紀の家具製作においてマホガニー材が人気を博した理由の一つには、1721年にアメリカ産材木の輸入関税が引き下げられたことがあります。1730年代には、マホガニー材がクルミ材を抜いて高級家具の材料として主流となりました。 脚の意匠などが特徴的なクラシックなデザインのネストテーブル。 時代が進むにつれ、中国風の漆や張り子などの素材も取り入れられるようになり、シェラトンのデザインは中国でも模倣され、金箔や漆塗りのネストテーブルが西洋市場向けに大量生産されるようになりました。 モダンデザインへの進化 ネストテーブルの概念は20世紀に入っても発展を続け、特に1920年代半ばにはバウハウスのデザイナーであるヨーゼフ・アルバースとチェスカチェアなどで知られるマルセル・ブロイヤーが、日常的な機能性とシンプルなフォルムを融合させたネストテーブルを発表し、モダンデザインのアイコンとなりました。 社会的背景と使用方法 18世紀の生活様式との関係 18世紀のヨーロッパでは、家具の配置に対する考え方が現代とは異なっていました。人々はお茶を飲んだり、針仕事をしたり、チェッカーゲームをするために家具を配置し、使用後は壁際に戻すのが一般的でした。部屋の中央に家具を置いたままにすることは「雑然としている」あるいは「カジュアルすぎる」と見なされていたのです。 現代ではキャスターがついたタイプも。 興味深いことに、ヨーロッパの多くの言語では「家具」を意味する単語(フランス語の「meuble」やドイツ語の「möbel」など)は「移動する」という概念に由来しています。これは当時の家具が固定されたものではなく、必要に応じて動かすものであったことを示しています。 ネストテーブルが特に重宝されたのは、その多機能性と空間効率の良さでした。 ティータイム:小さなテーブルを椅子の近くに配置し、お茶や軽食を楽しむ ゲームテーブル:トランプやボードゲームを楽しむ専用スペース 作業台:針仕事や小さな作業をするためのスペース 来客時の臨時テーブル:急な来客があった際に追加のテーブルとして使用 小ぶりでも、ものを置ける面が多く用途に合わせて配置できます。 18世紀の館は現代ほど明るくなかったため、読書などよりもトランプ遊びなどのゲームが主要な社交活動となり、専用のテーブルが重要視されていました。トランプは特に上流社会において必須のスキルとされていたのです。 現代のインテリアにおけるネストテーブル 現代の住空間において、ネストテーブルはその歴史的背景を超えて、機能性とデザイン性を兼ね備えた家具として愛されています。 スペース効率:限られた空間を最大限に活用できる...

Nest Table 時を重ねた機能美

ネストテーブルはそのスマートな収納性と多様な使い方で、現代の住空間にもフィットする家具です。camoriでも種類豊富に取り扱いのあるネストテーブル、その歴史と魅力をご紹介します。 形も使い方もいろいろ。 起源と発展:18世紀から現代へ 最初のネストテーブル ネストテーブルは家具の歴史においては比較的新しい発明です。新しいと言っても1803年、イギリスの著名な家具職人トーマス・シェラトンが出版した『The Cabinet Dictionary』で「Quartetto(カルテット)」と名付けられた4つのテーブルセットの図面を発表したことが正式な記録として残っています。シェラトンはこのデザインを「互いに引き出せるように作られた一種の小さな作業台で、別々に使用することができ、不要なときは再び互いに収納できる」と説明しました。 サイズ違いのテーブルを引き出すだけ。収納も簡単です。 しかし、スミソニアン・デザイン博物館クーパー・ヒューイットのキュレーター、サラ・コフィン氏によれば、シェラトンは既に存在していたデザインを単に体系化しただけであり、実際のネストテーブルの起源は1740年代まで遡る可能性があるとされています。 材質とデザインの変遷 最初のネストテーブルはマホガニーやサテンウッドで製作されました。18世紀の家具製作においてマホガニー材が人気を博した理由の一つには、1721年にアメリカ産材木の輸入関税が引き下げられたことがあります。1730年代には、マホガニー材がクルミ材を抜いて高級家具の材料として主流となりました。 脚の意匠などが特徴的なクラシックなデザインのネストテーブル。 時代が進むにつれ、中国風の漆や張り子などの素材も取り入れられるようになり、シェラトンのデザインは中国でも模倣され、金箔や漆塗りのネストテーブルが西洋市場向けに大量生産されるようになりました。 モダンデザインへの進化 ネストテーブルの概念は20世紀に入っても発展を続け、特に1920年代半ばにはバウハウスのデザイナーであるヨーゼフ・アルバースとチェスカチェアなどで知られるマルセル・ブロイヤーが、日常的な機能性とシンプルなフォルムを融合させたネストテーブルを発表し、モダンデザインのアイコンとなりました。 社会的背景と使用方法 18世紀の生活様式との関係 18世紀のヨーロッパでは、家具の配置に対する考え方が現代とは異なっていました。人々はお茶を飲んだり、針仕事をしたり、チェッカーゲームをするために家具を配置し、使用後は壁際に戻すのが一般的でした。部屋の中央に家具を置いたままにすることは「雑然としている」あるいは「カジュアルすぎる」と見なされていたのです。 現代ではキャスターがついたタイプも。 興味深いことに、ヨーロッパの多くの言語では「家具」を意味する単語(フランス語の「meuble」やドイツ語の「möbel」など)は「移動する」という概念に由来しています。これは当時の家具が固定されたものではなく、必要に応じて動かすものであったことを示しています。 ネストテーブルが特に重宝されたのは、その多機能性と空間効率の良さでした。 ティータイム:小さなテーブルを椅子の近くに配置し、お茶や軽食を楽しむ ゲームテーブル:トランプやボードゲームを楽しむ専用スペース 作業台:針仕事や小さな作業をするためのスペース 来客時の臨時テーブル:急な来客があった際に追加のテーブルとして使用 小ぶりでも、ものを置ける面が多く用途に合わせて配置できます。 18世紀の館は現代ほど明るくなかったため、読書などよりもトランプ遊びなどのゲームが主要な社交活動となり、専用のテーブルが重要視されていました。トランプは特に上流社会において必須のスキルとされていたのです。 現代のインテリアにおけるネストテーブル 現代の住空間において、ネストテーブルはその歴史的背景を超えて、機能性とデザイン性を兼ね備えた家具として愛されています。 スペース効率:限られた空間を最大限に活用できる...

Gateleg Table その名と普及の歴史

Gateleg Table その名と普及の歴史

折りたたみ式で小スペースでも使いやすいのが特徴のゲートレッグテーブル。イギリスのヴィンテージ家具ではお馴染みですが、改めて詳しくご紹介します。 デザインやサイズも様々、種類豊富なゲートレッグテーブル。 ゲート(門)、レッグ(脚)という名前の通り、開閉可能な脚部のデザインは門のような形状をしています。この脚部が開閉する独特のデザインから、まるで門を開け閉めするかのように見えたのでしょう。その名称自体がデザインの特徴を表現しています。 構造と特徴 天板は中央の固定された部分と蝶番で繋がれた可動部分(フラップ)で構成されています。使用しないときにはこのフラップを折り畳んで垂直に吊り下げることでコンパクトに収納可能です。脚部は回転して門のような構造を形成し、天板の安定性を確保します。フラップ部分が大きい場合は2本の脚で支える構造が多いです。 Jentiqueの大きめサイズのゲートレッグテーブル。2本の可動脚で1枚のフラップ部分の天板を支えています。 歴史・社会背景 ゲートレッグテーブルは16世紀にイギリスで初めて登場しました。初期は主にオーク材で作られており、その耐久性とクラシカルな美しい仕上げが特徴です。18世紀には非常に細い脚が特徴のスパイダーレッグテーブルと呼ばれるものも誕生しています。その頃にはアメリカ植民地でも人気を博し、各地でバリエーションが生まれました。 生活スタイルとデザインの関係 イギリスは住居が大きいため、家具も大きいものが多いです。しかしそんなイギリスでなぜコンパクトに収納可能なゲートレッグテーブルが広まったのでしょうか? camoriの倉庫では、雑貨コーナーで片側だけ開いて小スペースで使用しています。 それは社会背景が大きく関係しているようです。17世紀のイギリスでは内戦などの影響で家々が小型化し、多人数で大広間で食事を取る習慣が廃れました。その結果、家族単位での食事が一般的になり、小部屋に合う小型の家具が求められるようになったと考えられています。さらに、ゲートレッグテーブルの実用性と汎用性は、広いスペースでも補助テーブルや装飾家具として活用される要因となり、広い家でも愛用されたのでしょう。 その名称やデザインの背景をひもとくと、17世紀のイギリスの社会情勢や生活様式に密接に関連していることが分かります。その見た目だけでなく機能性にも優れており、現代の日本の住居や生活スタイルにもピッタリなゲートレッグテーブル。camoriでもバリエーション豊富に取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。

Gateleg Table その名と普及の歴史

折りたたみ式で小スペースでも使いやすいのが特徴のゲートレッグテーブル。イギリスのヴィンテージ家具ではお馴染みですが、改めて詳しくご紹介します。 デザインやサイズも様々、種類豊富なゲートレッグテーブル。 ゲート(門)、レッグ(脚)という名前の通り、開閉可能な脚部のデザインは門のような形状をしています。この脚部が開閉する独特のデザインから、まるで門を開け閉めするかのように見えたのでしょう。その名称自体がデザインの特徴を表現しています。 構造と特徴 天板は中央の固定された部分と蝶番で繋がれた可動部分(フラップ)で構成されています。使用しないときにはこのフラップを折り畳んで垂直に吊り下げることでコンパクトに収納可能です。脚部は回転して門のような構造を形成し、天板の安定性を確保します。フラップ部分が大きい場合は2本の脚で支える構造が多いです。 Jentiqueの大きめサイズのゲートレッグテーブル。2本の可動脚で1枚のフラップ部分の天板を支えています。 歴史・社会背景 ゲートレッグテーブルは16世紀にイギリスで初めて登場しました。初期は主にオーク材で作られており、その耐久性とクラシカルな美しい仕上げが特徴です。18世紀には非常に細い脚が特徴のスパイダーレッグテーブルと呼ばれるものも誕生しています。その頃にはアメリカ植民地でも人気を博し、各地でバリエーションが生まれました。 生活スタイルとデザインの関係 イギリスは住居が大きいため、家具も大きいものが多いです。しかしそんなイギリスでなぜコンパクトに収納可能なゲートレッグテーブルが広まったのでしょうか? camoriの倉庫では、雑貨コーナーで片側だけ開いて小スペースで使用しています。 それは社会背景が大きく関係しているようです。17世紀のイギリスでは内戦などの影響で家々が小型化し、多人数で大広間で食事を取る習慣が廃れました。その結果、家族単位での食事が一般的になり、小部屋に合う小型の家具が求められるようになったと考えられています。さらに、ゲートレッグテーブルの実用性と汎用性は、広いスペースでも補助テーブルや装飾家具として活用される要因となり、広い家でも愛用されたのでしょう。 その名称やデザインの背景をひもとくと、17世紀のイギリスの社会情勢や生活様式に密接に関連していることが分かります。その見た目だけでなく機能性にも優れており、現代の日本の住居や生活スタイルにもピッタリなゲートレッグテーブル。camoriでもバリエーション豊富に取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてください。